Game Design Document / 企画書
終わりの始まりに、あなたは目覚める。
Section 01 — Core Value
RPGは主人公として作品に没入し、命を懸けて冒険ができる。
しかし、セーブ&ロードが存在する限り、プレイヤーは何度でもやり直しができてしまう。
ARKNUMは、そのギャップを根本から設計し直す。
// 一般的なRPG
// ARKNUM
Section 02 — Game Systems
死亡ペナルティ
プレイヤーが倒されると即時オートセーブ。
やり直しは不可。
倒れた後、気を失いモンスターの巣穴へ連れ去られることも、運が良ければ冒険者に助けられることもある。
運が悪ければ、そのまま命を落とす。
通常の死: 終末時計 +1日 / 重大イベント中: +3日
レベル=実力
格下の敵を倒しても経験値はゼロ。
格上の脅威に挑み、勝つことでのみ成長する。
死亡するとレベルをロストする。安定したLVを維持できるということは実力がある証明だ。
レベル = 実態を伴った強さ / レベルでのゴリ押し不可
オープンワールド
広すぎず、作り込まれた世界。
クエスト消化のための移動を強制する設計は排除。
急げば救えるものもある。
だが力なきまま進めば潰える。
時に鍛錬の寄り道を楽しめ」
周回プレイで蓄積された世界の知識が武器になる
周回構造
世界が滅んだとき、主人公だけが前世の記憶を保持して時を遡る。
レベルはリセットされるが、知識と一部の要素は引き継がれる。同じ失敗を繰り返さないことで世界は変わる。
過去の屍を超えていけ。この繰り返しも、すべてあなたが選んだ道の続きだ。
Section 03 — Doomsday Clock
▲ 時計が進む要因
ALWAYS
HIDDEN
▼ 時計が戻る要因
正確な残り猶予は、常にプレイヤーに隠されている。
針の変化はイベント発生時のみ演出として可視化される。
Section 04 — World
カルミナ
自然とアニミズム
北欧・ゲルマン神話
グリントホルム
秩序と戒律
バビロニア〜初期キリスト教
ソルグラント
信仰と魂
ゾロアスター教
エルダール
知と科学
ギリシャ・ラテン哲学
自然 → 秩序 → 信仰 → 科学 → その先へ
Section 05 — Ideology
メイザー / 協会
「嘘でもいい。この安寧を守り続ければ、いつか楽園に至る。」
既存の積み重ねを → 肯定・維持
フェンリル
「一度すべて終わらせる。その先に再生がある。」
既存の積み重ねを → 全否定・破壊
タロト
「壊すが、無にはしない。人間の意思で、より良き律を作る。」
既存の積み重ねを → 踏み台にする
Section 06 — Endings
| 条件 | エンディング |
|---|---|
| ワールドルーンを全て集め、フェンリルを討伐する | 正規エンド — 世界の救済・再構築 |
| 終末時計がゼロになり、フェンリルに滅ぼされる | タイムリミットエンド |
| フェンリルを倒したが、ワールドルーンが不足している | 特殊エンド |
Section 07 — Words
「可能性の限りが胚胎するこの世界で、
与えられた運命に浸り安寧を望む人間――
その可能性とは一体どれほど狭いのだろうか?
規範も道徳も超え、より高き視座で選び取り、闇の中をなお進む――
たとえ今世の私がたどり着けなくとも、
私ではない私が、きっと楽園を築き上げるであろう。」
――その者は、完成しているのだ
「人間は、渇望する生き物だ。
より良きものを、理想を、意味を求める。
その渇望を捨てることは、生の否定をも意味する」
タロト / 神殺し
「私は何度も、何度も、世界をやり直してきた。自由を与えれば争いが起きる。真実を知らせれば恐怖が広がる。理想を追えば追うほど、破滅に近づいた」
メイザー / 協会司教
「膝をついて生きるくらいなら、立ったまま死ぬ。
それが、俺たちの誇りだ」
ヴォルフ / カルミナ戦士
「挑戦したこと自体は、後悔していない。我々は、真実を知った。世界の外側を見た。それは――誰にもできなかったことだ」
リュカオン / エルダール王子
「エリオス様が消えた今、
我らは自分の足で立たねばならない。
祈るだけでは、何も守れないのだから」
ザハーラ / ソルグラント祭司
「協会は、星を見ることを禁じている。
世界の外側に、意識を向けることを禁じている。
なぜだと思う? 外には、無限の可能性があるからだ」
エリアス / 星読みの魔法使い
Prologue — Arknum
昔々、存在そのものが始まったとき、無限の広がりを持つ原初の海があった。
混沌は、形もなく、秩序もなく、
ただ無限の可能性が渦巻く、変わりゆく海だった。
そこから生まれた超越者たちは、それぞれの現実を塑像した。
やがて、その混沌の中に安定を望む存在が現れ、
物理法則のみが支配する世界を創り出した。
しかし――人はいつの時代も封じられた可能性を求めて、
星空の向こうへ手を伸ばし続けていた。
A R K N U M